事業4期目を迎えました

2021年3月1日より4期目がスタートしました。4期目を迎えることができましたのもひとえに、世界各国のクライアント様や蔵元様をはじめとしたお取引先企業様のご支援、ご愛顧の賜物と心より感謝いたしております。

昨年度は日本国内はもとより、世界中が未曽有の危機に直面する中での事業スタートでした。
私たちの仕事も期首から大きな打撃を受け、ステイホームが叫ばれる中、その中でも蔵元様と一緒に少しでも社会全体を明るく、そして盛り上げることが何かできないかという想いから、4月下旬から5月の連休にかけて9日間連続のチャリティZOOMイベント「焼酎キャラバン」を計7蔵元様と一緒に行わせて頂きました。連日多くの御参加を頂き、実施している私たち自身が勇気を頂いたイベントでした。

また2020年6月には国税庁主催の「令和2年度日本産酒類のブランド化推進事業」に私たちの提案事業が選定され、焼酎をリブランディングし、ゆくゆくは海外輸出拡大につなげるという大命を担わせて頂くことになりました。当初事業案の骨格の一つであったリアルイベントの実施が感染症対策により頓挫し、「熟成焼酎」にフォーカスした『SHOCHU NEXT』という記事と動画からなるメディアの立上げという、新たな骨格を起案しました。当初は右も左も分からない状況でしたが、焼酎を世界に広めたいという情熱を一人一人にお伝えしながら、多くの方々に協力して頂けることが出来ました。結果的に、2021年1月30日の本リリースと記念オンラインイベントの実施に繋げることが出来ました。なお、この『SHOCHU NEXT』事業は2021年3月で国税庁の支援事業としての側面は終了となり、2021年4月以降は完全に私たちの手で自走させていく事業となるため、新たな挑戦と模索を続けます。多くの方にご一読、ご視聴頂けるよう邁進してまいります。引き続き、応援よろしくお願いします。

事業の柱である酒類の輸出事業については、厳しい経済状況の中ではありましたが、これまでの海外営業努力、そして既存クライアント様との信頼関係構築が両面で実を結ぶ結果となり、3期目は前年度対比でも大きく飛躍する結果となりました。特に、念願であったコンテナ単位(満載)でのご注文も複数案件受注させて頂くことが出来たことは、私たちにとっては特筆すべきことでした。結果として、輸出先は約15か国に拡大し、お取引クライアント様も30社を数えます。輸出実績のあるメーカー様についてはレギュラー輸出案件(を企図する案件含む)約40社。スポット事業での案件を考慮すると50社以上のメーカー様の商品を1年間で海外にお届けした実績となりました。輸出商品はもちろん本格焼酎をメインとしながら、ありがたいことに各国のクライアント様からの要望の広がりに合わせ、リキュール、日本酒、ウイスキー、ビールなど多彩なラインナップを輸出させて頂いております。今後も課題としては、海外市場がゼロに等しいと言っても過言ではない本格焼酎の輸出額をどうすれば日本全体で今の2倍、3倍以上に大きくしていけるかという点は変わらず、何よりも海外のクライアント様にとって本格焼酎をもっと輸入したいと思って頂ける商材になるよう、蔵元様と一緒に私たちは試行錯誤していく所存です。

予測不能で厳しい社会情勢の中ではありますが、今後も弊社は「焼酎を世界の蒸留酒に」という夢の実現に一歩でも近づけるよう努め、「貿易を通じて、世界に感動と感謝を届ける」という経営理念の実現に邁進したいと考えております。
今後ともご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。皆様のご健康とご多幸を祈念しております。

南山物産株式会社
代表取締役
中山大希

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