事業6期目を迎えました

3月1日で、6期目がスタートしました。

COVID-19の蔓延や、一昨年私自身の長期療養など多くの障壁があったものの、創業5周年の日を迎えられたことは感慨深く、新たに始まる6期目に身の引きしまる思いがいたします。これまでご支援、ご愛顧賜りました皆様に心よりお礼申し上げます。

5周年の社内懇親会の様子。上京中の台湾インポーター様と蔵元様も飛入り参加下さりました!

創業以来、当社の取扱いの軸である焼酎は、海外において依然知名度は低いものの、アジアを中心に「SHOCHU」という名前、「SHOCHUハイボール」という飲み方が広がりを見せつつあります。当初、5ケースを数か月に一度ご注文いただいていたものが、毎月リピート注文いただけるようになり、さらにはパレット単位で送り出せるようになった時は、焼酎が少しずつながら認められつつあることを実感し、心躍るものです。

もう少しお酒について申し上げると、有難いことに、日本酒(清酒)でも多くの蔵元様とのご縁を頂き、北は青森から南は熊本まで幅広い銘酒を海外にお届けしております。焼酎、日本酒に加えて、ウイスキーや梅酒等のリキュールのご要望も根強く、さらに日本産ワインの輸出もスタートし、文字通り、和酒を網羅して取り扱わせていただくようになりました。海外インポータ―様が日々和酒の普及に向けご尽力くださっていること、そして当社を貿易のパートナーとしてご愛顧くださり、多くのご用命を頂戴していることに、あらためてお礼申し上げます。

輸出先については、現在17カ国と国数に大きな増減はなかったものの、お酒専業のインポーター様もいれば、食品をメインとしたインポーター様、小売チェーン店様など、多様な海外インポーター様とのお取引が拡大しつつあります。一つの国でもそのようなバラエティ豊かなクライアントが存在し、それに当社がお応えできるように、お酒に加えての食品提案力の強化についても昨年度は取り組んで参りました。

このような取引環境の中で重要となってくるのが、取扱いアイテムの確実な輸出の手配と安定した貿易実務力です。昨年度半ばからは、それまで営業を兼ねていた幹部1名を貿易実務専任とし、さらにアシスタントを1名補充し、貿易業務力の強化に取り組んで参りました。

今年度については、各国インポータ―様の販売の少しでもお手伝いができるよう、新規商品のご提案、タイムリ―な商品情報の提供、現地展示会へのメーカー様との共同出展等への取組を増やし、インポータ―様との信頼関係構築に努めてまいります。同時に、営業力を強化し、まだお取引のない市場に対しても、積極的に働きかけていければと考えています。そういった重層的な取り組みを実現するためにも、今春には正社員2名を迎えての新しい体制で、チャレンジを進めて参ります。

ようやくCOVID-19が落ち着きを見せ、経済が戻りつつある今、蔵元様とメーカー様に寄り添いながら、海外のお客様のお役にたてるよう専念し、当社の事業を通じて「人と人をつなぎ、世界に感動と感謝を届ける」という経営理念のさらなる実現に邁進したいと考えております。

小さくても、経営的には強く、スタッフ一人一人がプロの商人として粘り強く、成長を志向し続ける商社を目指して参ります。

スタッフ全員がお互いを信頼し、切磋琢磨し、笑いあえる集合体になれるよう「日本一強く、楽しい会社」を目指して参ります。

南山物産株式会社
代表取締役
中山大希

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